3/5

ツタヤで借りた漫画を読まずに返した。5冊。宝石の国は初めて読んだけど、同人誌みたいでなんか気持ち悪かった。(作者の独り言感が強いからかな。)1巻しか読んでなかったから、ちゃんと2巻も読みたいと思ったけど、世間がいう儚さみたいなものはきっと自分にはハマらない。

その日は3/1で、映画館で「花束みたいな恋をした」を見た。上映の始まりに菅田将暉有村架純のビデオレターみたいなのが流れて、どの層に向けてるんだよ、気持ち悪いなあと思いながら見てた。お客さんは若い人が多かったので、そういう人(演者を見に来た人)向けなんだろうが。開始早々、他人の趣味に口出してマウントするようなクソ人間(ブーメランか?)が主人公どもだったから観る気をなくしたんだけど、今思えばその時に退室しておくべきでもあった。私には合わなかったんだと思う。大学生の描写が心底気持ち悪い。私は現役大学生でもあるが、それゆえ、白のジャックパーセルも、「認められない異質な」趣味(全然異質じゃねーのに、俺、異端?みたいなのがうざかった)も、だっせえサブカル趣味も、全部キメぇ。極め付けは、その類いまれな「異端趣味」が主人公同士で偶然にも被りまくるという演出だ。くどいよ。そういう共通点は2、3個でいいんだよ。多すぎて品がなかったよ。高校生の作ったお話か??話は飛んで、映画のラストで両隣の席の女性たちは号泣していて、「!?」となった。ど、どこで泣くんだよ!前評判で良い映画だと聞いていただけに、なんかすげー残念な気持ちで帰った。こういう時、私はキレながら帰る。(まあでも、別れても3ヶ月くらい一緒に暮らしてたのは素直にいいね!って思った。)

ここでわかったのは、結局私も主人公どもと同じく流行りものに流されたってだけの事だ。先月見た「私をくいとめて」はいい映画だったな、などと思いながら最近の日々を過ごしている。この間見た「ミツバチのささやき」は好きだったな、もう一回見たいな、とか。